植木屋さん、思い切って変えようかな、でも失敗したくないし・・・
とお悩みの、お庭を受け継ぐあなたへ

もちろんあなたのせいではありません。理由のおおもとは、植木屋・造園業界の下請け構造です。

地場の造園業者も一人親方もガッチリ取り込まれている

造園工事も、庭園緑地管理も、多くの場合は元請経由、あるいは公共入札で、大手造園会社や地場の有力造園会社が受注します。しかし実務は地場の小規模造園業者などに、下請け・孫請け・・・と流れてゆきます。

地場の植木屋・造園業者のほとんどが、下請け仕事に携わっており、個人の「一人親方」も、「応援」や「常傭」と言われる、他の造園会社で契約社員的な労働をしている人がほとんどです。

むげに断れない「元請」の仕事

急に、人が足りないなどと、緊急対応を求められることや、河川の雑草・雑木除去の業務などで２～３か月拘束されるなどの例も少なくありません。むげに断り今後の取引へ悪影響が出るよりは、個人顧客の予定を変更しても下請けを優先する傾向は、容易に想像がつきます。

個人向けの仕事は儲からない？

また、特に従業員を抱える造園会社では、個人向けの小さな売り上げをコツコツ積み上げるより、売り上げ規模が大きい下請け受注を優先したいホンネも聞こえてきます。

スキルと、丁寧な仕事を実行をするかは別問題

どちらを向いて仕事をしているか、という点からも、個人顧客向けのホスピタリティは醸成されにくいのです。また限られた時間に仕事を「捌く」という状況では、たとえ技術のある業者だとしても、粗雑な仕事を生む可能性は高まります。

では、冒頭であげた３つのトラブルを避けるには、どのような植木屋・造園業者を選ぶのがよいのでしょう？

次の３つのポイントを押さえることと、１つの簡単な行動、これだけです（見積を取る、マナーはどうか確認、などといった一般常識的なことは省きます）。

ポイント１　下請けをやっていないか、または下請けウエイトが低い植木屋を選ぶ

スケジュールを元請けに支配されることで、個人顧客が後回しにされたり、予定が覆ってしまったりすることが起きるのですから、原因となる業務をしていないか、わずかしかしていないことは、重要なポイントのひとつです。

ただし、業界自体が基本的には下請け構造ですから、このような会社は少数派です。探すのには少々時間がかかるかもしれません。

ポイント２　個人邸の庭園管理がメインの植木屋を選ぶ

個人邸の定期管理メインの植木屋は、向こう１年の施工日程がある程度見えていますので、固定得意客の日程調整がしやすいのです（逆に初めてのお取引の際には、得意先の日程が多数固まっていることもあり、日程調整に時間がかかる場合があるでしょう）。また、個人邸の定期管理が主力ということは、前記の下請けウエイトが小さいということにもつながります。

ポイント３　業歴がある（できれば１０年以上　最低５年以上）

リピート顧客の基盤がある、信用がついた業者と、一応判断できます。新規創業した業者に、誠実で末永くつきあえる先が無いとは言いません。が、業歴が信用評価の一つであることは、業種を超えた、商取引の常識とされています。

たとえば、金融機関が新興企業に貸し出し審査するときも、メーカーや商社が新規取引を検討するときも、その会社の業歴が浅いと厳しい結果になるのは、あなたもご存じかもしれません。

植木屋も例外ではありません。１回は新規客を取り込めても、評価される仕事・サービスを提供できなければ、リピートの注文はもう来ません。新規顧客の注文だけで、同じ地域で５年、１０年と植木屋ビジネスを回していくのは、おそらく不可能でしょう。

そして大事なひとつの行動、それは、

大事な行動　実際に会って充分に面談し、「相性の良い」業者を選ぶ

先の３つのポイントも、直接面談し、確認したいところです。そして、植木屋との取引は、この先長期にわたる、言わば人と人とのおつき合いです。

ですからこの抽象的な「相性の良さ」というのは、実はとても大事なことの一つです。この人なら相談がしやすい、この人なら安心して任せたい、仕上がりの趣向が合うなど、ぜひ納得いくまで、長いつき合いができる業者なのか、面談して見てください。

私がグリーンハンズを創業した２００７年の当初から、多数のお客様のお悩みの声を耳にしました。それは、高額のお金を払って作庭をまかせた造園業者なのに、いざ庭手入れとなるとなかなか来てくれないかった例や、先代からつき合いがあった植木屋にもかかわらず、次第に来てくれなくなり音信不通になった例、何度か植木屋を変えてみたものの、似たり寄ったりの対応だったという例などです。

グリーンハンズが定期管理、年間管理の専門店を目指したのも、高額な費用をかけて作られたお庭にもかかわらず、維持管理という、お庭や植木にとってあたりまえのアフターケアが受けられない、まるで買い物難民のような方々を何とかしたいと思ったからです。

小さな会社ですが、お庭の定期管理・年間管理を、長期安定的にご提供できる理由があります。具体的には、、、、

創業以来１5年間、ずっと下請け業務ゼロだから

下請け構造を中心とした業界の体質がサービス業としての品質向上を阻害していることはすでにご案内しました。

グリーンハンズのお客様は、メインの個人のお客様も、一部法人のお客様も、１００パーセント庭園・緑地オーナー様と直接のお取引です。同業者や不動産会社、管理会社は介在していません。日程調整は１００パーセント自社でコントロールできます。すべてのお得意様に、いつもの時期にいつものサービスをご提供するベースとなっています。

スポットのお取引はあえて辞退する方針だから

小さな会社のくせに、バカじゃないの？と同業者から言われるでしょうが、定期管理・年間管理をご希望のお客様のみ、お仕事させていただいており、スポット（１回限り）の剪定のご依頼は、とても心苦しいですが辞退させていただいております（ただし人身物損事故の危険がある高木・大木の伐採業務は例外）。

儲けを考えれば、スポットの商材もどんどん受注し、手が足りなければ多少お客様を待たせても、外注を使い仕事を捌くのがあたりまえでしょうが、やはり定期管理のお客様の日程を確実に確保したいので、あえて稼働を制限しています。

費用対効果を考えた定期管理のノウハウがあるから

お庭は、植木も下草も、土壌も、基本的には手をかけるほど、理想的な状態になあります。しかし費用はそれだけ増大するのも事実。

植木は種類ごとの気候・季節に対する耐性や、花芽の時期も異なります。これらをグループ化し、さらに剪定手法を工夫（透かし剪定という手法を積極活用し、花芽が付いた後の剪定でも、一定の開花を楽しめます）し、適正頻度の年間管理計画を策定・実行いたします。